資料冊子(1/31版) texソース (文字コードEUC)(再配布はお断りします)
主題および達成目標 (a) 主題: コンピュータは、ソフトウェア(プログラム)によっていろい ろな機能を実現している。将来、自分でプログラムを作ることがないと しても、コンピュータに関わることは避けられない。プログラムがどの ように作られているかを知っていることは大変重要である。本授業では、 新たな機能を実現するための方法論として、プログラミングの基礎を学ぶ。 (b) 達成目標: プログラミングに必要な基礎知識をスクリプト言語およ びC言語を用いて習得し、簡単なプログラムの作成と読解ができるよう になること、および、基礎的なアルゴリズムの理解や、ソフトウェアの 開発方法を理解し、問題解決の基盤となる思考能力を身に付けることを 目標とする。 前もって履修しておくべき科目 コンピュータリテラシー 前もって履修しておくことが望ましい科目 なし 教科書等 テキストを頒布予定 授業内容とその進め方 (a) 授業内容: 以下に各回の主な学習項目を示す。はじめはスクリプト 言語を使用しプログラミングの基本的な概念を学び、引き続きC言語の 機能を学んで行く。 #1 プログラミングとは、演算と式 #2 枝分かれと繰り返し #3 制御構造の組合せ、配列とその利用 #4 手続き/関数 #5 2次元配列 #6 総合実習 #7 整列アルゴリズム #8 乱数とランダム性 #9 オブジェクト指向 #10 動的データ構造 #11 型と宣言 #12 アドレスとポインタ型 #13 文字列の扱い #14 構造体とデータ構造 #15 総合実習、ソフトウェア開発 (b) 授業の進め方: 各回の内容を資料・動画を用いて予習してくること を前提として、授業時には補足説明、質問に対する解答、プログラム作 成演習をおもにおこなう。 授業時間外の学習 授業時間外にも演習を課す。各回の授業において、授業時間と同程度の 時間を掛けて資料・動画による予習を行うこと。またさらに、授業時間 と同定度の時間を掛けて課題演習をおこない結果を提出すること。 成績評価方法および評価基準 (a) 評価方法: 各回の選択課題に対して自力でプログラムが作成できレ ポートとして提出できていること、および、期末試験において各回 の内容をきちんと理解し身につけていることをもって評価する。 (b) 評価基準:以下の到達レベルをもって合格の最低基準とする。 ・プログラムの作成からデバッグ、実行までの流れを理解していること。 ・変数、式、制御文、関数などの基本構文を理解していること。 ・整数型、配列、構造体などのデータ型について理解していること。 ・単純な入出力について理解していること。 ・最大値最小値の探索、最大公約数の求め方などの基礎的なアルゴリ ズムを理解していること。 ・ソフトウェアの開発方法の概要を理解していること。 ・簡単なプログラムの作成と読解ができること。 学生へのメッセージ プログラミングの基本的な概念・方法などを、演習を通して体得すること。 キーワード プログラム、データ型、構造体、式、制御構造、関数、アルゴリズム、 構造化プログラミング、デバッグ