基礎プログラミングおよび演習2020
資料冊子(8/14版)
説明動画
シラバス
主題および達成目標
(a) 主題: コンピュータは、ソフトウェア(プログラム)によっていろい
ろな機能を実現している。将来、自分でプログラムを作ることがないと
しても、コンピュータに関わることは避けられない。プログラムがどの
ように作られているかを知っていることは大変重要である。本授業では、
新たな機能を実現するための方法論として、プログラミングの基礎を学ぶ。
(b) 達成目標: プログラミングに必要な基礎知識をスクリプト言語およ
びC言語を用いて習得し、簡単なプログラムの作成と読解ができるよう
になること、および、基礎的なアルゴリズムの理解や、ソフトウェアの
開発方法を理解し、問題解決の基盤となる思考能力を身に付けることを
目標とする。
前もって履修しておくべき科目 コンピュータリテラシー
前もって履修しておくことが望ましい科目 なし
教科書等 テキストを頒布予定
授業内容とその進め方
(a) 授業内容: 以下に各回の主な学習項目を示す。はじめはスクリプト
言語を使用しプログラミングの基本的な概念を学び、引き続きC言語の
機能を学んで行く。
#1 プログラミングとは、演算と式
#2 枝分かれと繰り返し
#3 制御構造の組合せ、配列とその利用
#4 手続き/関数
#5 2次元配列
#6 総合実習
#7 整列アルゴリズム
#8 乱数とランダム性
#9 オブジェクト指向
#10 動的データ構造
#11 型と宣言
#12 アドレスとポインタ型
#13 文字列の扱い
#14 構造体とデータ構造
#15 総合実習、ソフトウェア開発
(b) 授業の進め方: 各回の内容を資料・動画を用いて予習してくること
を前提として、授業時には補足説明、質問に対する解答、プログラム作
成演習をおもにおこなう。
授業時間外の学習
授業時間外にも演習を課す。各回の授業において、授業時間と同程度の
時間を掛けて資料・動画による予習を行うこと。またさらに、授業時間
と同定度の時間を掛けて課題演習をおこない結果を提出すること。
成績評価方法および評価基準
(a) 評価方法: 各回の選択課題に対して自力でプログラムが作成できレ
ポートとして提出できていること、および、期末試験において各回
の内容をきちんと理解し身につけていることをもって評価する。
(b) 評価基準:以下の到達レベルをもって合格の最低基準とする。
・プログラムの作成からデバッグ、実行までの流れを理解していること。
・変数、式、制御文、関数などの基本構文を理解していること。
・整数型、配列、構造体などのデータ型について理解していること。
・単純な入出力について理解していること。
・最大値最小値の探索、最大公約数の求め方などの基礎的なアルゴリ
ズムを理解していること。
・ソフトウェアの開発方法の概要を理解していること。
・簡単なプログラムの作成と読解ができること。
学生へのメッセージ
プログラミングの基本的な概念・方法などを、演習を通して体得すること。
キーワード
プログラム、データ型、構造体、式、制御構造、関数、アルゴリズム、
構造化プログラミング、デバッグ