コンピュータリテラシ 自宅学習環境の構築(Windows)

本ページでは、コンピュータリテラシーについて、自宅や遠隔から、Windows OSにて
学習を進める場合の環境構築方法を解説します。
Macを利用する場合は、別ページを設けていますので、そちらを参照してください。

目次

  1. mobaXtermのダウンロードと起動
  2. 本学のUnix環境に接続する
  3. Unixコマンドの確認
  4. Xウィンドウ環境の確認
  5. SFTPによるファイルの転送
  6. テキストエディタ(Emacs)の利用
  7. 既知の問題と回避手順

はじめに

本手順で紹介するソフトウェアは、Windowsのログインユーザー名に日本語(2バイト文字)が使われていると
エラーが発生するようです。
この場合は、英数字のみで構成されたユーザーを新規作成して、新たにログインする必要がありますので、
最初に「既知の問題と回避手順」にある
「●ssh コマンドで「/etc/ssh_config line 1: Missing argument.」と表示される」
を参照して対処をおこなってから、以下の操作を進めてください。

mobaXtermのダウンロードと起動

Windows による自宅学習では mobaXterm というソフトウェアを利用して大学のコンピュータに接続します。
本項にて、ダウンロードと起動方法を説明します。

(1) mobaXtermのダウンロード

  1. はじめに、次のURLにアクセスします

    http://mobaxterm.mobatek.net/

  2. 遷移先のページから、「GET MOBAXTERM NOW!」のボタンをクリックします
  3. 遷移先のページの左側「HOME EDITION」 の項の下にある「Download now」のボタンをクリックします
  4. 表示された画面(下図の赤枠)で,「MobaXterm Home Edition v??.?(Portable edition)」のボタンをクリックします。
    ※(??.?はバージョン番号。2022/03/28 現在のバージョンはv22.0の模様。以下、適宜読み替えてください。)

    MobaXterm Home Edition v??.?(Portable edition)


  5. FireFox などで次の選択ウィンドウが表示された場合は「ファイルを保存する」を選択し、「OK」ボタンをクリックしてください


  6. ファイルのダウンロードが完了するまで、しばらく待機します



(2) ZIPファイルの展開

  1. Windowsの エクスプローラ の左側から「ダウンロード」フォルダをクリックし、
    ZIPファイル「MobaXterm_Portable_v??.?.zip」を確認します
    末尾の「.zip」という文字列が表示されない場合は、「Windows10 - ファイルの拡張子を表示/非表示にする」を参照してください


  2. ファイルを選択(クリック)して、画面上部のメニューから「すべて展開」をクリックします


  3. 「展開先の選択と~」というウィンドウが表示されたら、「展開」ボタンをクリックします


  4. 展開が完了したら、「>ダウンロード」の「>」の所をクリックします。
    その下に「MobaXterm_Portable_v??.?」という フォルダ が表れますので、
    このフォルダをドラッグ(マウスボタンを押したまま移動し、移動先でマウスボタンを離す)してデスクトップに移動します。


  5. 移動したフォルダをダブルクリックすると、「MobaXterm_Personal_??.?.exe」というファイルが表示されることを確認してください


(3) mobaXtermの起動と終了

  1. 先ほど確認したファイル「MobaXterm_Personal_??.?.exe」をダブルクリックします
  2. 次のウィンドウが表示されたら、 mobaXterm の起動が完了です


  3. 初回起動時は、しばらくして次のウィンドウが表示される場合があります。
    これは mobaXterm が大学のコンピュータと通信することを許可するためのウィンドウですので、
    2つのチェックボックスにチェックを入れて、「アクセスを許可する」をクリックしてください


    ※注意※
    上記ウィンドウにある「パブリックネットワーク」のチェックボックスは、セキュリティ上の理由により
    「非推奨」と記載されていますが、ここでは皆さんの学習に支障が出ないことを優先して、
    チェックを入れるようにしています。
    このウィンドウの選択による通信の許可対象は mobaXterm のプログラムだけに限定されます。
    空港や喫茶店などにある、不特定多数が利用できる無線LANに自身のPCを接続して利用する場合は、
    mobaXterm を無用に起動することのないよう注意してください。

  4. mobaXterm を終了したい場合は、ウィンドウ右上の「×」または、「Exit」のアイコンをクリックします
  5. 以後、「MobaXterm_Personal_??.?.exe」をダブルクリックすることで、
    コンピュータリテラシーの学習を始められます

本学のUnix環境に接続(ログイン)する

コンピュータリテラシーの授業では、大学に設置されているUnixというコンピュータ環境で学習を進めます。
大学のUnixコンピュータには「sol.cc.uec.ac.jp」というドメイン名(通称sol、ソル)が付いており、先に起動した
mobaXterm から、通信回線を経由して接続利用できます(通称「SSHによる接続」)。
solなどのコンピュータに遠隔から接続操作することを「SSHでログインする」などと呼びます。
手順は次のとおりです。
  1. mobaXterm を起動して、画面中央から少し右付近にある「Start local terminal」ボタンをクリックします
  2. キーボード入力ができるようになりますので、次の青字のとおりに入力してEnterキーを押してください。
    > ssh -Y x2210XXX@sol.cc.uec.ac.jp        ←「x2210XXX」の部分は、自身のUECアカウント名に置き換えてください
    

    ※ここでエラーがでる場合は、 既知の問題と回避手順 を参照してください。

  3. はじめての接続の際は、接続先が正しいホストかどうかを確認する警告が提示されます。
    特に問題はありませんので、「yes」と入力して先に進みます
    Could not create directory '/home/mobaxterm/.ssh'.
    The authenticity of host 'sol.cc.uec.ac.jp (130.153.16.9)' can't be established.
    ECDSA key fingerprint is SHA256:H71B37iV2kwn5Nb1J4yRXYOLcixgaoqxkWMZFvBDhp0.
    Are you sure you want to continue connecting (yes/no/[fingerprint])? yes          ←「yes」と入力
    Failed to add the host to the list of known hosts
    (/home/mobaxterm/.ssh/known_hosts).
    
  4. UECアカウントのパスワードが聞かれますので、パスワードを入力し、Enterキーを押してください。
    パスワード入力時は、文字入力を示すカーソルが動きませんが、入力は認識されています
    > ssh -Y x2210XXX@sol.cc.uec.ac.jp
    ...
    x2210XXX@sol.cc.uec.ac.jp's password: パスワードを入力してEnter(入力カーソルは動かない) 
    
  5. パスワードをシステムに記憶するかどうかを尋ねるウィンドウが表示される場合があります。
    ここでは「No」をお勧めします(セキュリティ上の都合による)


  6. 次のような「Welcome」メッセージが表示されたら、solへの接続(ログイン)は成功です
    
    Welcome to sol.cc.uec.ac.jp in ITC2022.
    
    A manual page is available at
    
      https://www.cc.uec.ac.jp/srv/all/edu/
    
    ITC staff (support@cc.uec.ac.jp).
    Last login: Mon Mar 28 14:28:19 2022 from 172.21.166.4
    sol:~>
    
    はじめてログインをしたときは、次のメッセージも併せて表示される場合があります。
    いずれも初回ログイン特有のメッセージですので、問題ありません。
    ECDSA key fingerprint is
    ...
    
    /usr/bin/xauth:  file /home0/y2022/x2210XXX/.Xauthority does not exist
    

    ログイン成功の画面例を示しておきます。


Unixコマンドの確認

演習を先取りして、いくつかUnixコマンドを試してみましょう。
次の青字のとおりに入力してEnterキーを押すことで、Unixの動作が確認できます。
$ date       ←現在の日付時刻を表示する
$ sleep 10        ←10秒間、何もしないで待つ
$ cd /export/share/jb/cl22/work/                                           ← 途中の「cl22」 は シー エル 2 2
$ cat iwai.txt | mail -s "test"  -A iwai.jpg  x2210xxx@edu.cc.uec.ac.jp    ← 途中の | は「shift+\マーク」、最後は自分宛のメールアドレス。

※画像添付のメールが自分宛に送られていることを確認する
$ exit        ←sol との接続を終了する

Xウィンドウ環境の確認

solに接続すると、一般のPCのような(GUIと呼ばれる)ウィンドウ形式の
プログラム(通称「Xウィンドウシステム」)を動かすこともできます。
このような使い方を「X11転送」とか、単に「Xの利用」などと呼びます。
こちらも動作確認してみましょう。
なお、「Xウィンドウシステム」はUnixシステムの中の1プログラムであり、
皆さんが利用しているWindowsとは関係ありません。

※※※ 注意事項 ※※※
X11転送を利用すると、通信量が激増します。
通信容量に制限がある人は、慎重に利用してください。
また、コマンド入力後は、ウィンドウの表示までしばらく(数秒~数十秒ほど)時間が掛かります。

  1. mobaXterm を起動し、solにログインします。
    > ssh -Y  x2210xxx@sol.cc.uec.ac.jp       ←「x2210XXX」の部分は、自身のUECアカウント名に置き換えてください
    x2210xxx@sol.cc.uec.ac.jp's password:                 ← パスワードを入力
    
  2. アナログ時計のウィンドウを表示します。
    ウィンドウ右上の×をクリックすると、プログラムが終了します。
    $ xclock -update 1 &       ←最後の & も重要
    ...
    $ Warning: Missing charsets in String to FontSet conversion
    Warning: Unable to load any usable fontset
    
      ↑上記のような警告が表示される場合がありますが、特に問題ありません
    
    


    上記のウィンドウプログラムは、solの計算機中で動いているものを転送表示してだけであり、
    皆さんの手元のPC(のCPU)で実行されているわけではないことに注意してください。
  3. 画像ファイルの内容を確認します
    $ cd /export/share/jb/cl22/work/     ← 「cl22」 は シー エル 2 2  
    $ eog zannen.png &
    ...
    $ libGL error: No matching fbConfigs or visuals found
    libGL error: failed to load driver: swrast
    
      ↑上記のような警告が表示される場合がありますが、特に問題ありません
    
    


  4. WebブラウザのFireFoxを表示します。このプログラムは、特に通信量が激増しますので注意してください。
    $ firefox https://joho.g-edu.uec.ac.jp/moodle3/ & 
    ...
    $ Running without a11y support!
    
      ↑上記のような警告が表示される場合がありますが、特に問題ありません
    


  5. すべてのウィンドウを閉じたら、solとの接続を終了します
    $ exit
    

SFTPによるファイルの転送

solの中にあるデータファイルを手元の Windows 内に移動したり、
その逆の作業が必要になるときがあります(「ファイルの転送」と呼びます)。
mobaXtermでは、SFTPという方法でファイルの転送が実現できますので紹介しておきます。

mobaXterm の SFTP 機能で転送する

SFTP とは、ネットワーク上でファイルなどのデータを転送するためのプロトコル(通信規約)です。
ネッワーク上のデータはすべて暗号化されるため、安全にデータを転送することができます。
ここでは、先のメールに添付した画像ファイルをSFTPで取得する手順を紹介します。
  1. mobaXterm を起動し、solにログインします。
    > ssh -Y  x2210xxx@sol.cc.uec.ac.jp       ←「x2210XXX」の部分は、自身のUECアカウント名に置き換えてください
    x2210xxx@sol.cc.uec.ac.jp's password:                 ← パスワードを入力
    
  2. mobaXterm のウィンドウの左側に「Sftp」というタブが表示されます

    ※ここで「Sftp」タブが見つからない場合は、 既知の問題と回避手順 を参照してください。


  3. SFTPウィンドウ上部にあるディレクトリパスのところで「/export/share/jb/cl22/work/」を指定してEnterキーを押します。


  4. SFTPウィンドウに「iwai.jpg」が表示されますので、これをクリックして選択し、
    ウィンドウ上部にある下向きの矢印アイコン「Download selected files」をクリックすると
    ダウンロード先のフォルダを選択するウィンドウが開きます。


  5. 次の図は、ダウンロード先として「PC->ドキュメント」を指定した結果を示しています。


  6. ファイル転送が終わったら、solとの接続を終了します
    $ exit
    
上記とは逆に、上向きの矢印アイコン「Upload to current folder」をクリックすると、
Windowsの中にあるファイルをsolにアップロードすることができます。
演習で必要になった際に、再度本項を参照してください。

テキストエディタ(Emacs)の利用

最後に、コンピュータリテラシーで学習するテキストエディタである「Emacs(イーマックス)」の利用について、紹介します。
詳しい内容はコンピュータリテラシーの第6章で学習しますが、コンピュータリテラシー全体をとおして
良く使うプログラムのため、先取りで必要最小限の操作と日本語入力の方法を紹介しておきます。

Emacsの起動/文字入力/保存/終了

Emacsは主としてテキストファイル(文字情報のみを記録したデータ)の作成/編集に利用します。
テキストファイルを作成/編集する必要最小限の手順を以下に示します。
  1. mobaXterm を起動し、solにログインします。
    > ssh -Y  x2210xxx@sol.cc.uec.ac.jp       ←「x210XXX」の部分は、自身のUECアカウント名に置き換えてください
    x2210xxx@sol.cc.uec.ac.jp's password:                 ← パスワードを入力
    
  2. Emacsの起動(ファイル指定)
    次のコマンドで、Emacsのウィンドウを開くことができます。
    $ emacs test.txt &    ← 「test.txt」というテキストファイルを新規に作成します(すでに存在すれば、そのテキストファイルを開きます)
    


  3. ウィンドウの調整とミニバッファの確認
    PCの環境によっては、Emacsのウィンドウが大きすぎて、ディスプレイの外にはみ出している場合があります。
    その場合は、次図の上下の赤枠の部分がディスプレイに表示されるように、マウスでウィンドウ枠の大きさや位置を
    調整/移動してから操作を続けてください。


    Emacsでは、下段のミニバッファの欄に各種操作の経過情報が表示されます。
    操作が上手くいかない場合は、ここに何らかの警告が表示されている場合がありますので
    留意してください。
  4. 文字の入力と編集
    キーボードから文字を入力できます。日本語入力の手順は次項で紹介しますので、
    ここではアルファベット/数字/記号の入力、矢印キーによるカーソルの移動、
    バックスペースキーによる文字の削除ができることを確認してください。


  5. データの保存
    編集したテキストデータは、「保存」することでテキストファイルとして正式にデータが記録されます。
    マウスを使って、メニューから「File → Save」を選択してください。
    「保存」しないままEmacsを終了した場合は、編集中のテキストデータが失われる場合が
    ありますので注意してください。


  6. Emacsの終了
    テキストの編集が終了し、データを保存したらEmacsを終了します。
    メニューから「File → Quit」を選択すると、Emacsのウィンドウが終了します。


  7. ファイルの再編集
    作成済のテキストファイルを指定することで、「文字の入力と編集」からやり直すことができます。
    $ emacs test.txt &   ← すでに存在しているテキストファイルを開きます
    
  8. Emacsの利用が終了したら、solとの接続を終了します
    $ exit
    

日本語の入力と漢字変換

Emacs上で日本語の入力および漢字変換の方法を以下に示します。
mobaXtermを起動してsolにログインし、すでに存在しているテキストファイルを開いた
状態から操作してください。
> ssh -Y  x2210xxx@sol.cc.uec.ac.jp       ←「x2210XXX」の部分は、自身のUECアカウント名に置き換えてください
x2210xxx@sol.cc.uec.ac.jp's password:                 ← パスワードを入力
...
$ emacs test.txt &
  1. 日本語入力モードのON/OFF
    キーボードから「 Ctrl+¥ 」(Controlキーを押しながら ¥ キー を押す)で
    日本語入力モードの ON/OFF が切り替わります。
    ウィンドウ左下に「 [Mozc] 」と表示されていればON(下図の左)、そうでなければOFF(下図の右)となります。

    日本語入力ON 日本語入力OFF


    ※ここでON/OFFが切り替わらない場合は、 既知の問題と回避手順 を参照してください。

  2. ひらがなの入力
    日本語入力モードがONの状態で、キーボードからローマ字入力をおこなうと、ひらがなの入力ができます。
    入力中は「あいう」のように、 入力中の文字が 下線 で示されて表示されます(下図の左)。
    入力中のひらがなを確定するには、「Enter」キーを押します(下図の右)。

    ひらがな入力中 ひらがな入力確定


  3. 漢字変換 その1
    入力中のひらがなを漢字に変換するには「Space」キー、確定するには「Enter」キーを押します。
    下図では「でんきつうしん」(Spaceで変換) → 「電気通信」(Enterで確定)の変換例を示しています。

    漢字変換中 漢字変換確定


  4. 漢字変換 その2
    最初のSpaceキーで変換した漢字が誤っている場合は、次のキー操作で複数の変換候補を切替できます。
    「けんしょう」 → 「検証/懸賞/憲章/...」などの変換で試してみてください。
  5. 漢字変換 その3
    長いひらがなを漢字変換する場合は、次のキー操作で文節制御ができます。 「でんきつうしんだいがくじょうほうぶかい」 → 「電器痛心大学上方部会」の入力、変換例を次に示します。
    (※練習のために、あえて変な変換例を示しています)
    1. 「でんきつうしんだいがくじょうほうぶかい」と入力します


    2. 「Space」キーで漢字変換します


    3. 「Ctrl+k」キーを複数回押し、「電気」 を変換対象にします


    4. 「Space」キーで「電気」 → 「電器」と変換します


    5. 「Ctrl+d」キーと「Ctrl+l」キーを複数回押し、「通信」の文節を変換対象にします。
      下図では「Space」キーで「通信」 → 「痛心」に変換しています


    6. 同様に「Ctrl+d」キー/「Ctrl+l」キー/「Space」キーで、「情報」を「上方」に変換し「Enter」キーで全確定します


    上記の途中で、(全確定前に)変換対象の文節を戻りたい場合は「Ctrl+s」キーを複数回押します。

その他の文字変換

漢字以外で良く使う文字変換を紹介します。

キー操作の紹介

Emacsでは、キーボートのみで各種の操作を指定することができます。
詳しくは第6章で学習しますが、その中でも良く使うものを一覧として紹介しておきます。
以下の表記のうち、「C-*」はControlキーを押しながらのキー操作、「M-*」はAltキーを押しながらのキー操作を表しています。

上記までの操作が確認できれば、コンピュータリテラシーの自宅学習環境は完了です。
引き続き第1章より、学習を進めてください。

既知の問題と回避手順

これまでに報告された問題と、(分かっている範囲での)回避手順を紹介します。

●ssh コマンドで「/etc/ssh_config line 1: Missing argument.」と表示される

ssh コマンドを入力した際に、次のエラーメッセージが表示される場合があります。
> ssh -Y x2210XXX@sol.cc.uec.ac.jp 
/etc/ssh_config line 1: Missing argument.    ← エラーメッセージ
...
これはWindowsのユーザ名に日本語(2バイト文字)が使われていると発生するエラーとのことです。

回避方法として、次のサイトを参照し、「他のユーザー」アカウントとして英数字からなるコンピュータリテラシー専用の
ユーザーを作成してください(ユーザー名は「CL21」などが良いでしょう)。

Windows10で1台のパソコンを複数人で使い分ける方法


(英数字からなる)新しいユーザーが作成できたら、そのユーザーでWindowsにログインし、
本ページの最初から再度、環境構築をおこなってください。
また、今後の学習は(英数字からなる)新しいユーザーで進めるようにしてください。

●ssh コマンドで「ssh_exchange_identification: read: Connection reset by peer」と表示される

ssh コマンドを入力した際に、次のエラーメッセージが表示される場合があります。
> ssh -Y x2210XXX@sol.cc.uec.ac.jp 
ssh_exchange_identification: read: Connection reset by peer    ← エラーメッセージ
...
これは、サーバ側でSSHによる接続を拒否していることが原因のようです。
しばらく時間をおいてから、再度のログインを試みてください。

●「Sftp」タブが表示されない

mobaXterm のウィンドウ左側に、「Sftp」タブが表示されない場合は、次の図のとおりに
設定をおこない、SFTP機能を利用してください。
  1. 画面左上の「Session」アイコンをクリックします


  2. ウィンドウ上部の「SFTP」アイコンをクリックします。
    続いて表示されるウィンドウには、「Remote host」に「sol.cc.uec.ac.jp」、
    「Username」に自身のUECアカウントを入力し「OK」ボタンをクリックします


  3. UECアカウントのパスワード、それを記憶するかどうかのダイアログが表示されますので、適切に入力操作します。


  4. SFTPの操作ウィンドウが表示されますので、「SFTPによるファイルの転送」に倣って
    ファイル転送をおこなってください。


  5. 画面左側のウィンドウにSFTPの接続情報が記録されます。
    これをダブルクリックすると、これまでと同じ設定で、solとのSTFP接続が実現できます


●「Ctrl+¥」で日本語入力のON/OFFが切り替わらない

Emacsの日本語入力時に、「Ctrl+¥」で入力のON/OFFが切り替わらない場合があります。
一部のWindowsでは、X11の転送時に、キーボードがUS配列と認識されてしまう場合があるようです。
この際は、「Ctrl+] (Ctrlキーと ひらがなの「む」のキー)」で切替できる可能性がありますので試してみてください。