コンピュータリテラシ2023

資料冊子(2021/07/24版)

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シラバス

主題および達成目標

(a) 主題: コンピュータは単に計算をする機械ではなく、情報を処理す
る機械である。情報社会においては、コンピュータと情報に関する基礎
的な概念を理解し、それらを応用する能力が求められている。本授業で
は、専門に依らずに全ての学生が初年次において習得すべき、コンピュー
タに関する基本的な素養を学ぶ。

(b) 達成目標: コンピュータの基本的な構成とUnixというOSの基本を学
び、情報倫理、情報セキュリティについて理解すること、および、実際
にコンピュータを道具として使いこなせるようになることを目標とする。

前もって履修しておくべき科目  なし
前もって履修しておくことが望ましい科目  なし
教科書等  テキストを頒布予定

(a) 授業内容

以下に各回の主な学習項目を示す。各回とも、原理的・基盤的な事項に
関する内容と、それに基づいたシステムの動作の確認が含まれており、
後者については自分で探究できる課題と関連づけられている。

#1 コンピュータの利用と認証
#2 インターネットの原理
#3 ネットワークと安全性
#4 コンピュータの動作原理
#5 ファイルシステムとファイル操作
#6 テキストファイルとエディタ
#7 コンピュータシステムとOS
#8 フィルタとシェルスクリプト
#9 マークアップによるテキスト整形
#10 グラフィクス/図と表
#11 アカデミックリテラシ(総合実習)
#12 HTML/CSSによるWebページ記述
#13 Webと情報アーキテクチャ
#14 Webサイトの設計/製作(総合実習)
#15 ソフトウェア開発とテストケース

(b) 授業の進め方

授業は初回を除き、用意された資料に基づいて予習を行うことを前提と
し、授業時間には資料に対する質問を受け付け、あとは課題のための演
習を中心とする。これは、授業時に演習を実施しないと演習方法が分か
らないままになることが多いためである。

各回とも学生が自己のレベルに応じて内容を選択可能な課題が用意され、
次回授業前日までに課題を実施した結果をレポートの形で提出すること
が求められる。課題レポートを通じて、「自分で考える」姿勢を養い、
またレポートとしてまとめる練習をおこなう。

成績評価方法および評価基準(最低達成基準を含む)

(a) 評価方法: 各回のレポート課題と期末試験の評価を合わせて行う。
     レポート課題については「標準的なレポート」をすべての回に提出
     した場合に50点満点とし、とくに優れたものについては点数を加点、
     不足のあるものおよび未提出は減点する。試験は50点満点で採点し、
     レポート点と合計する(合計点が100点を超える場合は100点とする)。

(b) 評価基準: 以下の到達レベルをもって合格の最低基準とする。
・情報基盤センター利用条件を理解し、計算機および教材へのログイン、
   ログアウトができる。
・コンピュータネットワークやWebの仕組みの概要を理解している。
・情報化社会において被害者、加害者とならないための知識を持っている。

・電子メールの読み書きができ、マナーを身につけている。
・Unixの基本コマンドや、ファイルとディレクトリの基本概念を理解し
   ている。
・エディタで文書の編集ができる。
・計算機の基本構成やその構成要素の機能を理解し、さらに値の表現方
   法の基礎を理解している。
・OSの基本構成やプロセスなどの基本概念を理解している。
・WWWで情報の検索を行うことができる。
・著作権や剽窃について理解をしている。
・html の概要を理解し、簡単な web ページの作成ができる。
・文書整形システムLaTeXでの処理の概要を理解し、簡単な文章の清書
   ができる。

学生へのメッセージ
   単に資料に書かれた通りの操作を行うだけはでなく、自分で選択した
   課題について自分で考えて取り組み、その状況をレポートとして報告
   すること。

キーワード
   計算機の基本構成、 ログイン、 ログアウト、 UNIX、 コマンド、ファ
   イル、 文書編集、 エディタ、 コンピュータネットワーク、 電子メー
   ル、Web、 WWW、 HTML、 セキュリティ、 情報の検索、 情報倫理、
   文書整形、LaTeX
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